ユーザーレビューで非常に評判の良いシミュレーションゲーム「マーセナリーズサーガ」シリーズ。
今回は3作目をプレイしてみました。
かなり硬派な本格S-RPGで、ちょっと前のヒット作「誰ガ為のアルケミスト」に似たスタイル。
往年の名作「タクティクスオウガバトル」や「FFタクティクス」が有名な、俗にいう「タクティクス系」です。
ちなみに筆者はマーセナリーズサーガ1、2もプレイしましたが、関連性はほとんど無し。3からでも全く問題なく楽しめます。
ゲームシステム、シナリオやユーザビリティなど全体的な完成度も3が最も高く感じました。
有料のアプリなのですが超良心的価格で、何と120円。確かに安いですが有料の価値があるがどうか・・・
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プロローグ
アプリを立ち上げると難易度選択画面に。
とりあえず「ノーマル」にしました。
そしてプロローグが始まります。
一応、全文載せます。
もう、この時点で言ってしまいますが、携帯のゲームらしからぬ完成度の高いS-RPGです。
ストーリーも理解したほうが絶対楽しめるので、ぜひ読んでください。
太古の昔、南北に分かれた二つの大陸は間に大洋を挟み対照的な発展を遂げた。
北大陸では、フレア王国が高度な工業力と強大な軍事力を背景にして、勢力圏を拡大。
周辺国を衛星国家として併呑しながら、北大陸全域を支配下に置いていった。
一方、南大陸のキリアロス国では豊富な地下資源の所有権を巡って部族間の戦火が絶えずにいた。
北大陸の平定を成し遂げたフレア王国が次に目をつけたのが資源豊かな南大陸のキリアロスだった。
フレア王国は平和維持目的と称し、軍事介入により、瞬く間にキリアロスを平定していった。
キリアロスに傀儡政府を打ち立て豊富な地下資源から得られる富をどん欲に吸収するフレア王国。
そんな王国と傀儡政府へ反発する組織『キリアロス解放軍』が現れる。
続発する解放軍の反政府暴動に対処するため、王国直属の現地雇用兵部隊が創設された。
それが王国外征軍植民地連隊、通称『コロネア』
金、名誉、名声を求めて集まった様々な傭兵隊が所属する『コロネア』の中でも『王国の犬』と称される弱小傭兵隊「灰狼傭兵隊」の物語である・・・
引用元:公式サイト
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オープニング
プレイヤーの敵「解放軍」が、王国の駐屯地を襲撃したシーンから物語が始まります。
そして・・・
ある理由から駐屯地付近にいた「灰狼傭兵隊」が襲われるのが1stバトル。
バトルの進行と共にチュートリアル。
タクティクス系のお約束ですが、敵ユニットに対する攻撃は前後左右と高低差で補正がかかります。
正面からの攻撃より横や後ろからの攻撃のほうが効きます。
また、敵より高い位置からの攻撃のほうが効きます。
よって、敵より高い場所かつ後方からの攻撃は凄い効く、と言った感じ。
それから操作方法が2種類あって、タッチ操作とコントローラー操作。
タッチ操作はユニットやマスなどを直接タップする操作方法。
赤いマスが移動可能範囲で、タップしたところに移動。
これがコントローラー操作。中央下部にコントロールパネルが出現します。
筆者はコントローラー操作にしました。
タッチのほうが楽で画面拡大もできるのですが、それでも誤タップが多いので。特にユニットが密集するとお手上げ。
タッチペン?って言うのですかね、アレがあればいいかもしれませんが、指だとタッチ操作は厳しいです。
ちなみに操作方法は随時1タップで切り替え可能。
このように、バトルの前後に会話などがあり物語が進行します。
プレイ動画
とりあえずフリーバトルを1ターンだけ撮りました。
わざとゆっくり操作しています。
普通はもう少しサクサク進行できます。
実はこのゲーム、ガラケー時代からあるので近年のゲームと比べてスマホでの操作性がイマイチ。
「ユニット選択」⇒「アクション選択」⇒「移動開始」⇒「ユニットの向き選択」⇒「標的選択」⇒「アクション選択」といった具合。
ガラケーの前後左右キーや決定キーでの操作ありきのシステムだと思います。
とはいえ、かなりスマホ用に改良されていますので、プレイしてみるとそれほど苦にはなりませんでした。
管理画面
これがホーム画面と思っていいです。
ユニットの育成、装備品やアイテムの売買と管理など、全てこの画面から出来ます。
この画像だと4人しかいませんが、ゲーム進行と共に様々なクラスの仲間が増えていきます。
仲間のクラスは固定で、キャラメイクなどはありません。
中盤以降のほとんどのステージは6人パーティでした。
装備画面
全部で6つ装備出来ます。
装備品はわかりやすいのですが、ステータスが本格すぎ・・・
↑公式サイトの説明。
ゲーム内のヘルプでもステータス詳細が確認できました。
また、良く見ると「セット効果」とう表示がありますが、これは同シリーズを揃えると発生します。
この画像でいうと、ヘルムとメイルとブーツが全部「レザー」で揃ってますね。こうすると、さらに「HP+10」の効果が発生するということ。
スキル育成
バトルで取得したSPを振り分けて成長させるシステム。
一番下の「STR強化」とは「力」が上がるということ。
職業によっては、こういったステータス強化のスキルもある模様。
回復ユニットのシスターは「MEN強化」になってました。MENとは魔法防御関連のステータス。
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クラスチェンジ
ユニットごとに職業が設定されていて、上位クラスへのチェンジが出来ます。
上のファイターだったら、下級クラスが「ファイター」、中級クラスの一つが「ソードマン」、上級クラスが「ソードマスター」、転職アイテムが必要な最上級クラスが「バトルマスター」といった具合。
クラスが上がるにつれ、強力なスキルも覚えるようになります。
フリーバトル
ストーリーが進行するたびに開放されていきます。
ユニットのレベルはバトルでしか上がりません。
好きなマップを何回でも周回プレイできるので、ここでレベルを上げていきます。
ショップ
装備品やアイテムの売買が出来ます。
ストーリーが進行すると、より強力な装備品が並ぶようになる仕様。
システム
いろんな設定。「遊び方」はいわゆるヘルプのこと。
↑ヘルプはかなり充実。
その他「サポート」は公式サイトに飛びますし「あらすじ」はゲーム進行時点でのストーリーを確認できます。
総評
かなり本格的。というか本格すぎ。
筆者はガラケー時代からでプレイ済みで、このゲームにどっぷりハマった経験があります。
でも、本格的すぎて好みは分かれると思います。
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今どきの気軽なサクサクバトルとは正反対の高難度のシミュレーションです。
個人的には、こういう歯ごたえのあるゲームが大好きなので最高評価ですが、少しでも気軽さを求める方は合わないでしょう。
あと、画像を見ての通り最新のグラフィックとは言い難いし、ド派手なスキル演出など一切ありません。
でもですね、ゲームって見た目だけではないと、このゲームをプレイすると思います。
ということで、「タクティクスオウガ」「FFT」などにハマった人は、たぶん楽しめると思います。そういう方にとっての120円は激安でしょう。